たった30秒の道が…迂回で「7分」渋滞緩和など目的に進む道路整備に伴い通行止め 周辺は渋滞発生 大分

2025年05月12日 19:20更新

大分県大分市で整備が進む都市計画道路、庄の原佐野線についての話題です。

 

 

現在は、下郡地区を中心に工事が行われていますが、先週からは市道の一部が通行止めになっています。どのような影響がでているのか、取材しました。

 

 

 

 

 

大分市の大分インターから佐野地区までのおよそ15キロを結ぶ計画の庄の原佐野線。

 

 

大分インターから宗麟大橋の先までの区間がすでに開通。

 

 

下郡バイパスから米良バイパスまでの下郡工区が整備中です。

 

 

◆大分土木事務所田中祐介さん

 

「庄の原佐野線ができると都市活動の活性化や交通混雑の緩和、交通混雑に伴う交通事故の削減、災害時の緊急輸送道路としての役割を担うと考える」

 

 

交通量が多く、朝や夕方の時間帯を中心に頻繁に渋滞が発生するこのエリア。渋滞などの問題を解消しようと、下郡では現在、高架橋を架けるための工事が進められています。

 

 

 

 

 

ただ、工事に伴い車線が減少している場所もあり、警察によりますと、12日朝8時ごろには、下郡工業団地の交差点付近で最大1.3キロほどの渋滞が発生したということです。

 

 

この周辺ではさらに5月7日からは、工事の影響で市道の一部が終日通行止めに…

 

 

◆大分土木事務所田中祐介さん

 

「前から周辺の道路が渋滞が著しい状況ではあるが、その中で市道の通行止めで各所に交通量が増えるなどの影響が出ている」

 

 

影響が出ているのは車の通行だけではありません。

 

 

◆TOS小野真奈美記者

 

「私がいる場所からあちら側まで市道を歩けば30秒ほどで行けるということですが、う回ルートを通って行ってみる」

 

 

実際に記者が歩いてみると7分ほどの時間がかかりました。

 

 

 

 

 

◆県土木事務所 田中祐介さん

 

「通勤、通学などで通る人には迷惑をかけている。なるべく早くこの事業が完成するように頑張るのでしばらく協力をお願いしたい」

 

 

 

市道の通行止めは9月末までの予定です。

 

下郡バイパスから米良バイパスまでは2027年の開通を目指していて、その先の明野などの地域でも、事業化が決定しています。

 

 

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